来る5月16日に開催される、THE SECOND 2026 グランプリファイナル。
その優勝予想を、データから考えてみます。
単なる点数だけではなく、勝ち上がりの質、過去3大会の優勝傾向、決勝初戦カードまで含めて総合的に見ていきます。
THE SECOND 2026優勝予想
まず、現時点での私の予想は以下です。
| 分類 | コンビ名 | 理由 |
|---|---|---|
| 本命 | トット | 予選で高得点安定。初進出でまだ新鮮。初戦のザ・パンチを下したら一気に行くかも |
| 対抗 | ザ・パンチ | 16→8で最高得点294点。グランプリファイナル経験と爆発力を評価 |
| ワンチャン | 黒帯 | M-1ラストイヤー直後の仕上がり。大阪吉本組・THE SECONDファイナル初進出 |
| ロマン枠 | シャンプーハット | 今大会で最も読めない存在。バカバカしさが刺されば一気にある |
こう予想した理由を、以下説明していきます。
ファイナリスト8組は誰を倒してきた?勝ち上がり表で見る
優勝予想をするうえで、まず見たいのは点数だけではありません。
どの組が、どの相手を倒してファイナルまで来たのかです。
下記に、予選のデータを示します。

THE SECOND 2026 予選の得点と勝ち上がり表
| コンビ | 32→16で倒した相手 | 16→8で倒した相手 | 2戦合計得点 | 見方 |
|---|---|---|---|---|
| 金属バット | スーパーマラドーナ | ラフ次元 | 584 | データ上は最も本命に近い |
| タモンズ | モンスターエンジン | レイザーラモン | 567 | 派手さより堅実な勝ち上がり |
| ザ・パンチ | ツーナッカン | はりけ~んず | 576 | 16→8で最高294点を記録した爆発力 |
| 黒帯 | カナメストーン | セルライトスパ | 567 | M-1実力組を倒して上がってきた |
| シャンプーハット | ちょんまげラーメン | パタパタママ | 567 | 読みにくい |
| ヤング | タナからイケダ | 吉田たち | 573 | こちらも実力組を倒して上がってきた |
| リニア | 高校ズ | マシンガンズ | 568 | マシンガンズ撃破は数字以上に重い |
| トット | ブルーリバー | 囲碁将棋 | 581 | 合計得点は金属バットに次ぐ高水準 |
予選データだけを見ると、金属バット、ザ・パンチを本命にしたくなります。
金属バットは2戦合計584点でファイナリスト8組の中でもトップ。ザ・パンチは16→8で最高得点294点。そして、トットも2戦合計581点と、非常に高い水準で勝ち上がっています。
ここで本命をトットにした理由は、過去3大会の王者に共通する型に近いと見ているからです。
THE SECONDの過去王者は、2023年ギャロップ、2024年ガクテンソク、2025年ツートライブです。この3組に共通するのが、
- 大阪吉本出身の漫才師
- 近年M-1グランプリである程度の結果を残してきた
- THE SECONDのグランプリファイナル初進出で優勝
という3項目です。
今大会でこれに当てはまるのが、「トット」と「黒帯」の2組です。
さらに、トットの2戦合計581点が非常に強い数字であり、ブルーリバー、囲碁将棋を大差で破ってきた経緯があります。ただし、初戦の相手がザ・パンチです。ここを越えれば一気に優勝候補としての見え方が変わります。「ザ・パンチ」の経験と爆発力よりも、初進出でのネタの新鮮さを優位と見越して、本命と据え置きました。
そして対抗をザ・パンチとしています。
それはやはり予選での最高得点294点を叩き出したところ。この爆発力は無視できないです。
つまり私の考えでは、この初戦が事実上の決勝戦と睨みました。
黒帯は、16→8で293点という高得点を叩き出しており、さらに仕上がっていたM-1ラストイヤー直後です。さらに、大阪吉本組であり、THE SECONDファイナル初進出です。過去3大会の王者の型に当てはめるなら、2026年のファイナリストの中で非常に面白い存在だと考えています。
2戦合計567点は少し安定感に欠けるようにも映ります。ただ、カナメストーン、セルライトスパを破ってきた勝ち上がり方は軽く見られません。従いまして、その爆発力+実力組を破ってきた安定感も加味してのワンチャン枠としました。
ロマン枠として挙げたのは、シャンプーハットです。
正直、データだけで見ると本命には置きにくいです。
ただ、シャンプーハットには、数字だけでは測りにくい怖さがあります。
それは、底抜けにバカバカしい方向へ振り切ったときの強さです。
THE SECONDは、きっちり構成された漫才、積み上げてきた技術、3本を通した安定感が重要になりますが、一方で、観客審査である以上、その日の空気に一気に刺さるバカバカしさも無視できません。
シャンプーハットは、今大会のファイナリストの中でも特に読みにくい存在です。
良くも悪くも、データから勝ち筋をきれいに説明しにくい。だからこそ、ロマン枠として見たいです。
改めまして、【THE SECOND 漫才トーナメント2026 グランプリファイナル】の進出者が決定しました👏🏻
黒帯、トット、リニア、金属バット、
タモンズ、ヤング、ザ・パンチ、
シャンプーハットの8組です🎙️✨
(※結成年順)放送日時は5月16日(土)18:30から🎥
4時間40分の生放送です‼️… pic.twitter.com/lNMPP7Ican— THE SECOND~漫才トーナメント~【公式】ザセカンド (@thesecond_cx) April 20, 2026
金属バットを本命から外した理由
金属バットを本命・対抗から外したのは、データが弱いからではありません。
むしろ、予選データと過去の実績だけなら最も本命に近い組です。2戦合計584点は8組トップで、スーパーマラドーナ、ラフ次元を破っている勝ち上がりも非常に強いです。4年連続でグランプリファイナルに進んでいることも、THE SECONDという大会で結果を出し続けている証明です。
ただ、今回は過去3大会の「ファイナル初進出組が優勝してきた流れ」を重く見ました。
金属バットは4年連続ファイナリストです。これは大きな強みですが、過去王者の型とは少し違います。だからこそ、今回はあえて本命表から外し、別軸の強豪として見ています。
もちろん、金属バットが優勝しても不思議ではありません。初戦でヤングをしっかり退ければ、一気に優勝候補としての見え方は強まります。
ヤングは、最も不気味な存在
優勝候補の表には入れていませんが、今大会で最も不気味な存在を挙げるなら、私はヤングだと思っています。
ヤングは他のファイナリストと比べて、世の中に出ている情報量が非常に少ないコンビだと感じます。吉本芸人とのつながりがまったくないわけではなく、金属バットとも旧知の仲とされています。ただ、所属は個人事務所の株式会社フールズ。今大会の8組の中でも、かなり特殊な立ち位置です。
正直に言うと、私自身はお笑いオタクとしていろいろ追ってきたつもりですが、ヤングのネタを見てきたわけではありません。だからこそ、不気味です。
THE SECONDでは、広く知られた安心感や「ニン」も、評価に影響する要素だと思っています。(ニンというのは、芸人本人のキャラクターや佇まいが、ネタの説得力につながる舞台上の見え方のようなもの)
その意味では、ヤングの情報量の少なさはプラスではありません。金属バット、ザ・パンチ、シャンプーハットのように、観客側がある程度の見方を持っているコンビと比べると、初見で伝えなければいけない情報量は多くなります。
ただし、逆に言えば、初見の観客に一気に存在を認めさせる可能性も秘めています。
「知らなかったけど、この人たちは何なんだ!?」
と、思わせた瞬間、ヤングは一気に大会の空気を持っていくかもしれません。
しかも、初戦の相手は金属バットです。金属バットを倒した場合は話が変わってきます。
THE SECONDは3本勝負の組み立てが重要だと思う
THE SECONDを見ていて感じるのは、1本目だけ強いネタを持っていれば勝てる大会ではないということです。
もちろん、目の前の1本でしっかりウケることが大前提です。ただ、グランプリファイナルで優勝するには、1回勝つだけではなく、最大3本を戦い切る必要があります。
第1回大会では、マシンガンズが大きな笑いを取っていましたが、最終的に優勝したのは、ネタ切れを起こしたマシンガンズに対して最後の最後まで6分ネタをきっちり組み立てたギャロップでした。
このときに、THE SECONDのお客さんは単に「その瞬間の面白さ」だけを見ているわけではないな、と感じました。
昨年のツートライブも、決勝戦でそれまでのネタの流れを踏まえた天丼を使っていた印象があります。1本目、2本目、3本目が完全に別々の勝負というより、決勝全体を通して「自分たちをどう見せるか」まで考えていたように感じました。
だからこそ、今回の優勝予想では、予選得点だけでなく、3本勝負としての組み立ても見たいです。
👊THE SECOND 2026👊
グランプリファイナルの
対戦トーナメントが決定✨グランプリファイナルは、
5月16日(土)夜6時30分〜
4時間40分の生放送です‼️
(※一部地域では放送時間が異なります)#金属バット#ヤング#タモンズ#黒帯#シャンプーハット#リニア#ザパンチ#トット#ザセカンド… pic.twitter.com/KVM9iyJb5J— THE SECOND~漫才トーナメント~【公式】ザセカンド (@thesecond_cx) April 27, 2026
THE SECOND 2026優勝予想に関する補足Q&A
Q. THE SECOND 2026で注目の初戦カードはどれですか?
特に注目しているのは、金属バットvsヤング、ザ・パンチvsトットです。
金属バットvsヤングは、ヤングが勝った場合に大会の空気が変わる可能性があります。ザ・パンチvsトットは、事実上の決勝となる可能性すら秘めていると考えています。
Q. THE SECOND 2026は予選の得点が高い組ほど有利ですか?
いいえ、予選の得点は重要ですが、予選で高得点だった組がそのまま優勝する大会とは限りません。
たとえば2025年のツートライブは、ノックアウトステージ32→16で284点、16→8で278点でした。予選段階で大会全体の高得点を連発していたわけではありません。
それでも、グランプリファイナルでは高得点を取り続けて優勝しました。つまり、予選得点は優勝予想の材料にはなりますが、優勝順をそのまま決める数字ではありません。
Q. シャンプーハットをロマン枠にした理由は何ですか?
今大会で最も読めない存在だと思っているからです。
シャンプーハットは、データだけで見ると本命には置きにくいです。ただ、底抜けにバカバカしい方向へ振り切ったときに、それが観客に刺されば一気に持っていく可能性があります。
優勝予想としては慎重に見たいですが、ロマン枠としては非常に面白い存在です。
まとめ
THE SECOND 2026の優勝予想は、現時点では本命トット、対抗ザ・パンチで見ています。
トットを本命にした理由は、過去3大会の王者に共通した条件にあてはまるからです。大阪吉本出身、M-1で準々決勝以上、THE SECONDファイナル初進出。この条件を重く見ました。
対抗はザ・パンチです。16→8で最高得点294点を出した爆発力と、グランプリファイナル経験は大きな材料です。
ワンチャン枠は黒帯です。M-1の実力者を予選で破ってきた「強さ」は本物です。
ロマン枠はシャンプーハットです。データだけでは本命に置きにくいですが、今大会で最も読めない存在だと思っています。
金属バットは本命表から外しましたが、軽視しているわけではありません。予選データと過去の実績なら最も本命に近い組です。
そして不気味な存在、ヤングと続きます。
しかし、本命、対抗、ワンチャンなどなど書いてきましたが、優勝予想より以前に、私はイチお笑いファンです。
すべての演者の方々のネタを心ゆくまで楽しみたいと思っています!!
